USヨシムラ スリップオンの取り付け US YOSHIMURA

[バイク]

  • 07'CBR600RR用のUSヨシムラのスリップオンについて


naniwa_orangeは現在こんなバイクに乗ってます。

HONDAのCBR600RRってバイクです。
実は国内仕様と国外仕様があって、色々理由があって国内仕様は不人気なんですが
私のロクダボは不人気な国内仕様です(笑)


以前CB400SFってバイクに乗っていて、マフラーをヨシムラのスリップオンにしていたのですが
そのエキゾーストサウンドがとても気に入りまして
(ポン付けだとノーマルと変わらないぐらい静かなんですが、高回転で走り回ってマフラーが熱いうちに水をかけてやるとグラスウールが壊れて良い音になるんです、ちなみにグラスウールが全部飛んでも規制をクリア出来るように作ってあるみたいなので取っても車検は通ります)
今度のCBR600RRにもヨシムラのスリップオンを付けたかったんです。
どうやら規制をクリアできるようなマフラーを作るのが難しいみたいで、国内だとモリワキぐらいしか選択肢がありませんでした。


しかし、どーしても思い入れが強いヨシムラのマフラーを付けたかったので色々調べたところ
どうやらアメリカにあるUSヨシムラ(国内のヨシムラジャパンとは全く別の会社)は07'CBR600RR用のマフラーを作っていると言う事がわかったので、それを付ける事にしました。


まず購入に関してですが、個人輸入やebayなど色々な方法がありますが
今回は一番安全そうだったのでGIGASTATION(http://gigastation.jp/)と言う代理店の通販で購入する事にしました。
通販という事で少し不安でしたが、利用した感想は、発注状況や輸送状況を逐一メールしてくれて
商品が手元に来るまでに5〜6通ぐらいメールしてもらて、さらに代理店からこちらに発送した時点で電話もいただきとても丁寧な対応でした。
代引きを使えるのも良かったです。
ステン管だと6万円で、カーボンやチタン管でも7〜8万ぐらいなんで、実はモリワキのスリップオン買うよりも安かったりします


さて、問題は送られてきたスリップオンの取り付けなんですが
US YOSHIMURAのサイトにある、CBR600RR用のマフラーのページhttp://www.yoshimura-rd.com/ps-3311-1230-rs-5-stainlessstainless-slip-on.aspxの取説PDFが画像付きで解説してくれてるので
なんか出来そうかなぁと思い自分でやる事にしました。


上のPDFの通りにやれば良いだけなんですが(笑)
なにぶんマフラー付けるのも初めてで(特に600RRはスリップオンと言いながらエキパイ長いし)
四苦八苦しながらやったので今後の参考になればと体験談を書いてみます


必要な工具ですが、六角レンチが5/16,3/16(あともしかしたら5/32)インチのもの、ソケットレンチが10〜13mmのものが必要です


既にシートカウルを外しちゃってますが、
後部のシートを鍵で開けて、六角のネジを5本外します
カウルを外すのにちょっと苦労しますが、片側ずつ特に前シートの寄りのとがってる方を開くようにしてちょっとずつ外していきます
無理するとカウルが割れちゃいそうで怖かったです



フェンダーを外した所です
この辺はただネジやボルトを外していくだけだったので楽でした

ステップやタンデムステップを外すとエキパイの所の耐熱板が外せます
一カ所ネジとかではなく、引っかけて止めてある箇所があるのでそこで少しつまずきました
正解はただ単に思いっきり引っこ抜く、U字に切り込みが入っていてそれが引っかけてあるだけです


耐熱板もスリップオンも全部外してありますが
スリップオンを外すのに”とても”苦労しました
おそらく熱で変形してるのや、排気漏れしないように思いっきり締めてあるのもあるんだと思うんですが
ちょっとやそっとじゃ外れてくれませんでした
なんとか左右に振って接合部を回していきたいなぁと思ったんですが、あんまりスリップオンを動かせるスペースが無いんですよね・・・
だいたい30分ぐらいコキコキ回そうと格闘してようやく引っこ抜きました(汗)
抜けたときの安堵感と言ったら^^;


ノーマルとヨシムラスリップオンの比較
大きさも全然違いますが重量も全然違います
消音なんか考えてないお国柄だからきっと爆音なんだろうなぁと思いつつこれから取り付けます
その前に耐熱板の代わりに耐熱シート貼るんですが、一応テンプレートは付いてきます
シートも付属品で付いてくるんですが、テンプレート通りにそのままくりぬけるような形状をしていないので
自分で適当に切って貼っていった方が良いです、全部貼り終えて1/4は余るくらい余裕はあります


もう取り付けちゃってますが、取り付けるのも”とても”苦労しました
輸送中にどこかにぶつけたのか、それとも締め付けの為にこういう形状なのかはわかりませんが
エキパイの接合部の穴が○形をしてるはずが一部平らになってそのままでは入りませんでした
(ちなみに開けたとき梱包材からずれててカーボンの所が若干割れてました、良くあるみたいだしそんなに目立たないから良いけどね)
なのでちょっと金槌で叩いて穴を広げるように修正しないとスッポリはまりませんでした
外すとき同様にここでも30分ぐらい格闘してました(泣)


一応、LOW VOL KITと言う名前のバッフルも付属していました
本来はもっと奥に入ってネジ止めできるのですが、ガイドがあってそに自分で穴を開けないとネジが通らないようなので
あと無理矢理入れようとしてもかなり固くて入りづらいのでとりあえずバッフルは外してます
バッフル付けたら車検通るのかなぁ?わりと静かにはなるんですが、次の車検のときに試してみます
親父が乗ってる06'CBR1000RRのアクラ管はバッフル付けたら車検通ったらしいので


ステップやフェンダーを取り付けました
ノーマルサイレンサーを固定していたネジがかなりあり、そこは取り付けなくてすむので割と楽でした

フェンダーの銀色のパーツがヨシムラのロゴを隠してしまっているので取り外してみました
これで完成です
3時ぐらいから始めたんですが、片づけが終わった頃には日が落ちかけていました・・・orz
とても疲れました(笑)
それでもどう変わったかを確かめたくてすぐに走りに行きましたが^^;


国内仕様車に国外仕様のスリップオンを付けると不具合あるかなぁとか心配でしたが
バックファイアとかドンつきとかは全然起こってません、問題なかったみたいです


簡単なインプレですが
想像していた通りのヨシムラって感じの音でとても満足しています


アイドリング〜3000回転までは爆音です、アクラ管とかそう言うレベルの音です
重低音でなかなか良い音なんですが、周りには迷惑そうですね(汗)
ただでさえ低速トルクの無い600SS、特に逆車仕様は露骨に低速がスカスカなので
低速がスカスカになって発進に気を使うのが心配だったんですが
むしろ発進トルクは上がった感じがします、
ノーマルだとクラッチ操作のみで発進しようとするとエンストしてたんですが、ぎりぎりクラッチ操作のみで発進できます
ただ3000回転までのトルク感は少し無くなってますね


3000〜5000回転ぐらいまでは割と静かです
エンジン自体が車検の近接騒音で採る回転数では静かになるようになってるんですかね?
なので、あんまり迷惑かけたくないので半クラで一気に回転数あげてこの辺で走るようにしてます(笑)


5000回転から国内仕様の最大トルクが出る8500回転までの伸びはかなり良くなってます
アクセル開けると前より気持ちよく吹け上がるのでとても楽しいです
この辺から音がプオォーンって感じのレーシー(?)な音になってテンションも上がります


さて、参考になったでしょうか?
600RRでUSヨシムラのスリップオンと言うかなりのマイノリティーなんですが
割と安く手にはいるので皆さんも一度お試しあれ〜


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